ウォーターサーバーの基礎知識

ウォーターサーバーの電気代が高いといわれる疑問について消費電力を踏まえて解説

 

ケトルを使ってるけど、お湯を沸かせるまで待つのが面倒、冷たい天然水をいつでもすぐに飲みたい!そんな思いをしたことがありませんか?

そんな要望にお答えする、ウォーターサーバー。気になるのは月々の電気代ですよね・・・。電気代がかかるんだったら、少しぐらいの不便さは我慢するよ、そんな方も多いのではないでしょうか。

ここでは実際に月々どのくらいの費用がかかるのか徹底解説していきます!

 

ウォーターサーバーの毎月の電気代って高い?いくらぐらいなの?

ご安心ください。各社でバラツキはあるものの、毎月125円~1350円の電気代になっています。ひと月で125円なら1日あたり約4円!これは安いですよね!各社の毎月の電気代を以下の表にまとめました。

 

Noウォーターサーバー名毎月の電気代社名
1フロントドア式ウォーターサーバー ECOTTO(エコット)125円
(1日冷水600㏄、温水200㏄使用時)
株式会社コスモライフ
2FRECIOUS dewo330円
(3つの節約モードで電気代を最大70%以上カット)
富士山の銘水株式会社
3らく楽スタイルウォーターサーバー smart436円(エコモード使用時)ワンウェイウォーター株式会社
4エコサーバー470円~
(最大42%の省エネ)
株式会社トーエル
5アクアウィズ バリスタ 50[Fifty]475円
(ただしコーヒーマシン稼働時の電気代は含んでおりません)
アクアクララ株式会社
6amadana グランデサーバー490円(エコモード使用時)プレミアムウォーター株式会社
7クリクラ省エネサーバーS524円株式会社ナック
8ジャパネットウォーターサーバー 床置きタイプ720円株式会社ジャパネットたかた
9サントリー天然水ウォーターサーバー1,350円(弱温・弱冷モード)サントリービバレッジソリューション株式会社
各社の毎月の電気代を比較

 

電気代で比較すると、1番安いのは株式会社コスモライフの「フロントドア式ウォーターサーバー ECOTTO(エコット)」ですね!

 

 

毎月の電気代が125円とウォーターサーバー全体での最安値となっています!水代と合わせても4,229円ということでランニングコストが圧倒的に安いですね。さらにサーバーレンタル料、水の送料、メンテナンス料もゼロとなっています。この点も評価できますね。

ただし条件として「1日冷水600cc、温水200cc使用時」とあるので、家族世帯で使用するとこれ以上の電気代になる可能性はあります。とはいえ無駄な出費はできるだけ抑えたいもの。さらに一人暮らしなら無駄なコストがなく最適ですね!

 

床置と卓上のウォーターサーバーがあるけど、電気代は違うの?

床置きだと毎月125円~1350円、卓上だと490円~1000円となっており、床置の方が電気代が安いです。床置はスペースを取るという点もありますが、特に場所には困ってないよというご家庭なら、床置を選択するのもありですね。

 

・床置の場合

Noウォーターサーバー名毎月の電気代社名
1フロントドア式ウォーターサーバー ECOTTO(エコット)125円
(1日冷水600㏄、温水200㏄使用時)
株式会社コスモライフ
2FRECIOUS dewo330円
(3つの節約モードで電気代を最大70%以上カット)
富士山の銘水株式会社
3らく楽スタイルウォーターサーバー smart436円(エコモード使用時)ワンウェイウォーター株式会社
4エコサーバー470円~
(最大42%の省エネ)
株式会社トーエル
5アクアウィズ バリスタ 50[Fifty]475円
(ただしコーヒーマシン稼働時の電気代は含んでおりません)
アクアクララ株式会社
6amadana グランデサーバー490円(エコモード使用時)プレミアムウォーター株式会社
7クリクラ省エネサーバーL535円株式会社ナック
8ジャパネットウォーターサーバー 床置きタイプ720円株式会社ジャパネットたかた
9サントリー天然水ウォーターサーバー1,350円(弱温・弱冷モード)サントリービバレッジソリューション株式会社
床置ウォーターサーバーの毎月の電気代を比較

 

 

床置で電気代が1番安いのはもちろん株式会社コスモライフの「フロントドア式ウォーターサーバー ECOTTO(エコット)」!「ランニングコストNo.1」は非常に魅力的ですね!

また床置は卓上に比較して転倒しにくいというメリットもあります。ウォーターサーバーの下部に水タンクを設置するタイプがあり、非常に安定しています。地震のことを考えるとこちらの方が安心かも。

 

・卓上の場合

Noウォーターサーバー名毎月の電気代社名
1FRECIOUS dewo mini490円
(3つの節約モードで電気代を最大60%以上カット)
富士山の銘水株式会社
2クリクラ省エネサーバーS524円株式会社ナック
3スリムサーバーIII ショート630円(エコモード使用時)プレミアムウォーター株式会社
4スタンダードサーバー(卓上型)800円株式会社トーエル
5ジャパネットウォーターサーバー 卓上タイプ830円株式会社ジャパネットたかた
6アクアスリムS1,000円アクアクララ株式会社
卓上ウォーターサーバーの毎月の電気代を比較

 

 

富士山の銘水株式会社の「FRECIOUS dewo mini」が卓上の電気代では最安値です!床置にやや及ばないものの電気代60%カットはすばらしい!電気代をカットしつつ、赤ちゃん用のミルクの温度70%に設定できるところも、きめ細かな配慮がされていてありがたいですね!

また卓上の場合はキッチンカウンターや台の上など、ちょっとしたスペースに置けるのが魅力。「FRECIOUS dewo mini」では、幅25cm、奥行き29.5cm、高さ47cmとコンパクトなサイズで棚の上に置けるのもいいですね。高いところにおけば小さなお子様に手が届かない点は安心。

 

電気ケトルとか電気ポットと比較するとウォーターサーバーの電気代は高い?

 

使用回数により変わってきますが、一般的には電気ケトルで毎月約300円、電気ポットで約500円の電気代となります。ウォーターサーバーの電気代(125円~1350円)とそこまで変わらないですよね。

また電気ケトルと電気ポットとでは機能性に違いがあることにご留意ください。電気ポットは必要なときにいつでもお湯を使用可能。設定した温度でお湯を沸かしたり保温し続けたりすることができます。ところが電気ケトルはお湯を沸かしたら保温する機能はないものもあります。うちのおばあちゃんはよくお茶を飲むよ~なんてご家庭には電気ポットはおすすめですが、長く保温状態にしていると電気代が少し高くなります。

以下に、それぞれの電気代を計算してみました。(標準的な電気料金プランを参考に26円/kWhで計算)

 

・電気ケトルの場合(容量1.2リットルを想定)

消費電力は1,300W前後のものが多いようです。1リットルのお湯を沸かす時間を仮に6分とします。電気代は1.3kW×0.1時間×26円=3.38円となります。1日3回沸かせるとすると3.38円×3回=10.14円。1か月で10.14円×30日=304.2円 の電気代となります。

 

・電気ポットの場合(容量2.2リットルを想定)

沸騰までの時間を15分とすると、1.3kW×0.25時間×26円=8.45円。これを1日10時間保温した場合、0.03kW×10時間×26円=7.8円。合計で1日16.25円。1か月で16.25円×30日=487.5円 の電気代となります。

 

ウォーターサーバーの電気代を節約するコツはあるのかな?

もちろんあります!以下に5つのコツを説明していきます。

 

「エコモード」「スリープ機能」が搭載されているサーバーを選ぶ

エコモードとは、温水温度を標準より低く設定し、消費電力を抑えることができる機能です。たとえば「FRECIOUS dewo」であれば、温水温度を標準より15℃低くすることができて、消費電力を抑えられます。なお従来のサーバーでは、温水と冷水のタンクがつながっており、一度冷却した水を温め直して温水にしていたため、消費電力のロスにつながっていました。「FRECIOUS dewo」では温水と冷水のタンクがそれぞれ分かれているため、熱干渉が少なく大幅な節電を実現しています。

スリープ機能とは、光センサーでお部屋の明るさを感知し、サーバーを使用しない夜間に、自動的にヒーターの電源がオフになり、不要な電力の消費を抑えることができる機能です。

 

コンセントを抜かない

ウォーターサーバーは、タンク内で水温を上下させて細菌の繁殖しづらい環境を作っています。しかしコンセントを抜いてしまうと、水が常温に戻ってしまいます。これにより、細菌が繁殖しづらい環境を保てなくなってしまい、衛生面に影響が出てしまうのです。さらに、自動クリーン機能を保有しているウォーターサーバーであればそれも稼働しなくなるので、その結果細菌が繁殖しやすくなります。そのため、ウォーターサーバーのコンセントを抜かないことが推奨されています。

 

壁から離して設置する

ウォーターサーバーは水を冷やす為に本体内部の熱を背面から放出しています。背面に隙間がなく熱の逃げ場がなくなると、無駄な電力を消費してしまいます。効率よく熱を放熱させる為には壁との間に15cm程度の隙間をつくりましょう。

また、火災や騒音を防ぐという観点でも、背面・側面ともに壁から離して設置しましょう。ウォーターサーバーをキッチンに置く方も多く見られますが、その場合は、冷蔵庫など熱を発する機器から離して置くことが推奨されています。

 

直射日光が当たらない場所に設置する

日光の力は想像以上に強く、直射日光に長時間当たるとウォーターサーバーのお水の温度が上昇し、それを冷却するために通常以上の電気代がかかります。また紫外線の影響を受けてボトル内のお水の水質が劣化する懸念が出てきます。

サーバー本体にも少なからず影響があります。実は、紫外線の波長は樹脂の結合を破壊してしまうことが科学的に証明されており、ウォーターサーバー本体の劣化スピードを加速させる危険性があるのです。野外はもちろん、南向き・西向きの部屋や窓際など、直射日光が長時間当たる場所へに設置は避けるのが賢明です。

 

こまめな清掃を行う

長期間使用すると本体の背面にはホコリが付着します。ホコリが放熱を妨げる恐れがあるので定期的に清掃しましょう。

またウォーターサーバーの水は天然水であることが一般的ですが、天然水には水道水の様にカルキや塩素と言った殺菌成分が含まれていない為、雑菌が繁殖しやすい傾向にあります。もちろん、容器の密閉性やウォーターサーバー自体の衛生機能によって、ウォーターサーバー内の水に雑菌が繁殖を抑えています。ですが、日々体内に取り入れる水分である以上、ウォーターサーバー内に雑菌が繁殖する事態を避けるべきで、清掃(定期的なメンテナンス)は行ったほうがよいでしょう。

 

ウォーターサーバーの使用者の感想はどうかな?

 

いくつか紹介していきます。

冷たいのと温かいのが直ぐに飲めるとか天国!それに電気代もティファールより安いらしくて正直欲しかった!お水買うタイプの物はすぐ無くなるから高いし、水道水入れるタイプのものが良いのよね~。

そうなんですよね~。電気代も水代も安くて便利だと最高ですよね!

 

一人暮らしでウォーターサーバーを諦めてたけど、水代と電気代しかかからないらしいからウォーターサーバーも家に置くことにしてやった。すぐ白湯飲めるね!わあい!

コーヒー飲もうとしてお湯を沸かせるのを待っているのも退屈ですよね。火をかけたままキッチンを離れちゃうのも危ないし。

 

1本82円くらいになるからそんなもんかなーって思ってる!!大きいペットボトルスーパーとかで買う方が安いのは承知なんだけど、冷水と熱湯がすぐ出てくることと、重たい水を自分で買って家まで運ばなくていいっていうのが快適すぎて。ミルク作るってなったらさらに重宝しそうだなって思ってるよ~!

昔、子供が赤ちゃんのときはヤカンでお湯を沸かせてからミルクの粉を混ぜて、ビンを振って少し冷まして・・・その間ずっと泣いているから、焦って大変で。お湯を70度に設定できるウォーターサーバーがあるなら、すぐにミルクが作れて赤ちゃんにとっても快適ですよね!

 

まとめ

いかがでしたか?最後にポイントをまとめておきます。

ウォーターサーバーの電気代についての特徴としては、

ウォーターサーバーの電気代について

・ウォーターサーバーの毎月の電気代は125円~1350円程度。

・ウォーターサーバーには床置と卓上があり、床置の方が電気代が安め。

・電気ケトルと電気ポットとウォーターサーバーの電気代を比較しても大差はない。(電気ケトルで毎月約300円、電気ポットで約500円)

そしてウォーターサーバーで電気代を節約するコツとしては、

電気代を節約するポイント

 ・「エコモード」「スリープ機能」が搭載されているサーバーを選ぶ

 ・コンセントを抜かない

 ・壁から離して設置する

 ・直射日光が当たらない場所に設置する

 ・こまめな清掃を行う

これらの点を踏まえて、電気代を節約することができます。

ウォーターサーバーの購入を迷われているあなたに、少しでもお役になれば幸いです!

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